分野紹介

理念・特色

 ゲノム情報や脳画像データに代表される高次元バイオマーカーなど多面的かつ複雑な情報を新治療法の開発に活用する取り組みが盛んに行われています。当教室では、医学統計学と生物情報学(バイオインフォマティックス)を融合させ、効果的な新規治療法(とくに個別化医療)の開発に貢献できる研究活動を行っていきます。

 

研究・教育指導

 医学統計学とバイオインフォマティックスを通じて早期臨床開発から市販後臨床研究までを連動的にサポートするための研究活動を行っています。医学統計ではベイズ流統計に基づいた新規臨床試験デザイン開発や脳画像などの高次元データ解析方法の開発を行います。ゲノム情報などのバイオマーカーデータを新治療法開発(効果予測因子探索など)に活用するためのバイオインフォマティックス研究にも積極的に取り組みます。また、患者quality of lifeをはじめとするpatient-reported outcomesの評価法とデータ解析法に関する研究も行います。
 医学研究者とのコラボレーションの中で議論した問題点の解決を大きなモティベーションとしてこれらの研究活動を積極的に推進しています。臨床研究をサポートするメンバーの一員として活躍できる人材育成を目標に指導していきます。